第99回全国高校野球選手権大会、第12日の20日、準々決勝。
第4試合で盛岡大付(岩手)と花咲徳栄(埼玉)が対戦しました。
10-1で花咲徳栄が盛岡大付を下し、初のベスト4進出を果たしました。
これまでの3試合、2桁安打の盛岡大付に最少失点、2桁得点で快勝した花咲徳栄。
この花咲徳栄の強さの秘訣、それは昨年の冬から始めたという「ハンマートレーニング」にあるのかもしれません。
ハンマートレーニングとは?
ハンマートレーニングとは、文字通りハンマーを使うトレーニング。
重さ10~15キロのハンマーを振り上げ、タイヤを叩きます。
ロシアではポピュラーなトレーニング法だそうで、有名な格闘家、エメリヤーエンコ・ヒョードルも行っていました。
花咲徳栄の岩井監督は「150キロを投げる投手から連打は見込めない。全国で勝つには長打や『怖さ』が必要」と痛感し、このトレーニングを導入したそうです。
全身をバランスよく鍛えることができると言われているようです。
確かに、思いハンマーを振りかぶる動きは握力や上半身に、踏ん張りが必要な動きは足腰を鍛えるのに効果的と言えそうです。
また、振り下ろすだけでなく、反動を最小限に抑えることで「球を押し込む」感覚も身につける、とのことです。
快進撃の花咲徳栄
ハンマートレーニングで破壊力を身に着けた花咲徳栄。
大量得点で快勝を続ける、この快進撃がどこまで行くのか楽しみです。
今後、ハンマートレーニングを導入する学校が増えてくるかもしれませんね。