こんにちは。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
突然ですが、あなたは「ハーバリウム」という言葉をご存知ですか?
ハーバリウムとは、ガラス瓶と保存用のオイルで作る、お花の観賞用植物標本のことです。
生花とは違い枯れることがなく、水やりなどの手間もないため、オシャレなお花のインテリアとしてSNSなどを中心に話題を集めました。
初心者でも材料を揃えれば、作り方はそう難しくないのも注目の理由だそう。
今回はそんなハーバリウムの作り方とコツをご紹介したいと思います。
目次
必要な材料
・ガラス瓶
ふた付きのものを用意してください。
ガラス瓶の形状は何でもオーケーですが、初心者の方にはまずは小さ目のガラス瓶、またはスリムタイプのガラス瓶がおすすめです。
花材を配置したあと、保存用液体をガラス瓶に注ぐのですが、その際に中の花材が浮き上がったりしやすいため、口の広いものや大きなサイズのものは多少難易度が上がります。
・保存用オイル
主に流動パラフィン(ミネラルオイル)と呼ばれるオイルがよく使用されているようです。
メリットは価格が安いこと、デメリットは気温が低くなると白く濁るなどが挙げられますが、個人でハーバリウムを楽しむ目的ならば、こちらのオイルで十分だと思われます。
裏技として、成分が同じで手に入れやすいジョンソンベビーオイルを使用される方もいるようです。
また、シリコンオイルと呼ばれるオイルもおすすめです。
メリットは気温が低くても白く濁らないこと、デメリットは比較的高価格なことです。
手作り品として販売することが目的の方は、こちらを使用するのがおすすめです。
そしてオイルを選ぶ際には「粘度」にも注目してみて下さい。
オイルは数値が低いほどサラサラとしており、高いほどドロドロとしています。
ハーバリウムで使用する際には、粘度の高いもののほうが中の花材が動きにくくなるため、浮かび上がったりもしづらく扱いやすい為おすすめです。
・ドライフラワーやブリザードフラワーなどの、水分を抜いた花材
水分が残っている花材を使用すると、作製後ガラス瓶の中でカビてしまいますので、必ず水分をしっかり抜いた花材を使用してください。
自分で花材から作りたいという方は、シリカゲル剤などを使ってしっかりと乾燥させておいてくださいね。
また、着色加工が施されている花材は、保存用液体によっては色が抜けてしまうことがありますので注意してください。
・はさみ、長めのピンセットなど
花材をカットする時や、ガラス瓶の中に花材を配置していく際に便利です。
ハーバリウムを作る手順
それでは実際にハーバリウムを作っていきましょう。
1.ガラス瓶を洗浄、乾燥、消毒する
まず、ハーバリウムに使用するガラス瓶を清潔にしておきましょう。
汚れているとカビなどの原因となることがありますので注意してください。
食洗器洗剤でよく洗い、乾燥させます。
またはお鍋に沸騰させたお湯で煮沸消毒しても良いですね。
乾燥後は、水分が一切残らない状態にしてください。
念入りにしたい方は、さらに消毒用エタノールなどで消毒するのも良いでしょう。
2.花材をガラス瓶に入れていく
それでは準備した花材をガラス瓶に入れていきます。
出来上がりのイメージや色合いを想像した上で、ピンセットを使って丁寧に入れていきましょう。
花材の長さを変えていく場合、短くカットしたものから順に入れていくと綺麗な仕上がりになるようです。
3.オイルを入れます
最後に、ガラス瓶にオイルを注いでいきましょう。
この時ガラス瓶の中の花材が注いだ勢いでつぶれたりしないよう、注意してゆっくりと注いでください。
オイルは温度によって容積が変化するため、ガラス瓶に対して満タンに入れるのではなく、ふたとの間に少しの空間を残す程度の量を入れてくださいね。
さあ、ふたを閉めたら出来上がりです!
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はハーバリウムの基本的な作り方をお伝えしました。
一度作ってしまえば、素敵なお花のインテリアとして長く楽しめるハーバリウム。
様々な形や大きさのガラス瓶を用いて、色々なカラーや種類の花材のものを使えば目に美しいインテリアになること間違いなしです。
花材だけでなく、小物なども入れたりすることで、アレンジセンスは無限に広がりそうですね。
必要な材料が全て揃ったキットも販売されていますので、より手軽に作りたい方にはそちらもおすすめです。
話題のハーバリウム、ぜひ一度作ってみてはいかがでしょうか?
それでは読んでいただきありがとうございました!