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お盆 野菜のお供え物の作り方 名前や意味は?

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お盆に田舎の両親や祖父母の家に行く方も多いと思います。

その時、お仏壇に割りばしの刺してあるキュウリやナスを見たことがありませんか?

これはなんだと思いますか?

このキュウリとナスには名前と意味があることをご存知でしょうか?

今回は、この野菜のお供え物の意味と作り方をお伝えしたいと思います。

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お供え物の名前と意味

私は、小さい頃からお盆の時期になると母と祖母と一緒にお仏壇の掃除や、お供え物の用意などを手伝っていました。

作る時、割りばしの長さと刺す位置が難しかったことを覚えています。

このキュウリとナスに名前があり、意味があることは大人になってから知りました。

お盆は、亡くなった人が家族の元に帰ってくる時期ですね。

この時、祖先の精霊の乗り物としてキュウリとナスをお仏壇にお供えします。

名前を「精霊馬」

読み方は「しょうりょうま」

と言い、キュウリを馬に、ナスを牛に見立てています。

馬は足が速いので早く祖先の精霊をお迎えに行くことができる、

牛はゆっくりと名残惜しみながらあの世にお戻りいただく、という考えのようです。

この考えは、地域によって逆の場合もあるそうですが、作る物は同じす。

 

精霊馬の作り方

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●用意する材料

・キュウリ 1本

・ナス 1本

・割りばし 2膳(または爪楊枝8本)

(あれば、トウモロコシのひげを一房くらい)

ナスとキュウリは、ちょっと曲がった物や、大きい部分や小さい部分があるなど、面白い形の物を選ぶ動物らしさを表現できて良いと思います。

大きい野菜の時は、足に割りばしを使い、しっかりと立たせるようにします。

小さい野菜の時は、爪楊枝を使って立たせて下さい。

 

●作り方

1.割りばしを半分に折って、その一本一本を半分に切って下さい。

1膳で4本、2膳で8本の足ができるので、キュウリの馬用とナスの牛用に使います。

爪楊枝を使う場合は、そのまま使ってください。

 

2.割りばしや爪楊枝をキュウリとナスに足として丁度良いかなと思われる位置に刺し込んでください。

長い場合は切って調整して下さいね。

あまり強く刺すと突き出してしまうので、ちょっとずつ優しく斜めに刺していくことがポイントです。

 

3.キュウリとナスの形から、こっちがお尻かな?と思われる部分に、爪楊枝で穴を開け、トウモロコシのひげを少し刺してあげると尻尾ができます。

 

精霊馬の置き方ですが、お迎えする時はお仏壇の方に向かうような向きに置き、お帰りになる時はお仏壇から外に向かうような向きに置くのが正しい置き方のようです。

 

インターネットで検索してみると、色々とかっこいい形の精霊馬の画像が載っていました。

材料や基本的な作り方は同じようですが、故人の人柄を忍んだり、お孫さんが工作をするように作ってみるとお仏壇も少し賑やかになり、ご先祖様も優しい気持ちでお過ごし頂けるのではないでしょうか?

お盆が終わったら、どのように精霊馬の処分すればよいでしょう?

昔は、他のお供え物と一緒に川や海に流したり土に埋めることが一般的だったようですが、現代でその方法は難しいですよね。

半紙に包んで処分したり、お清めの塩をふってから処分すればいいそうです。

折角作ったものですが、夏場に数日飾っていますので食べたり、そのまま放置するのは厳禁です!

 

家族で作ってみよう

 

さて、お盆に見かけるキュウリやナスの意味と作り方、お分かり頂けましたか?

作り方は簡単ですね。

今まで作ったことが無い方は、今年はご先祖様の為に、作ってみてはいかがでしょう。

私も今年は、子供たちと一緒に父の為に賑やかに作りたいと思います。

精霊馬は、宗派や地域によって意味や作る時期が違うかもしれません。

あまり話すことがないお寺の方や地域の方に聞いてみるのも良いかもしれませんね。

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