そろそろ、夏休みの読書感想文全国コンクールの課題図書についてのパンフレットが配布される時期になりましたね。
小学校の掲示板に貼り出されたり、お子さんが学校からお便りを持って帰ってきたりしてませんか?
図書館でも5月~6月になると夏休みに向けて準備が開始され、予約が始まります。
でも、課題図書って難しいなと感じていたり。
なかなか予約がとれず借りることができなくて困ったりする子を見かけます。
そこで、課題図書ではなくても読んでほしいな、読書感想文におすすめ!と思う本を厳選してお伝えしたいと思います。
目次
小学校低学年向けおすすめ本
1.「なぞなぞのすきな女の子」
作:松岡亨子 絵:大社玲子 出版社:学研
主人公の女の子が森で出会ったオオカミから、なぞなぞを使ってピンチを切り抜けるお話です。
なぞなぞを出す賢い女の子と、ユーモア溢れるオオカミの表情に楽しく読み進めることができます。
自分ならどんななぞなぞを出すかな?と考えることができ創造力を高めることができます。
2.「オタマジャクシのうんどうかい」
作:阿部夏丸 絵:村上康成 出版社:講談社
オタマジャクシの学校では、しっぽの短いオタマジャクシ君の為に運動会のスタートラインをみんなより前にして短くしてあげました。
でもしっぽの短いオタマジャクシ君はピストルが鳴ってもスタートしません。
なぜ?平等とは何か?思いやりとは何か?
考えさせられる作品です。
小学校中学年向けすすめ本
1.「あらしのよるに」
作:きむらゆういち 絵:あべ弘士 出版社:講談社
あらしのよるに出会ったオオカミと白ヤギの不思議な友情を描く物語です。
本来ならば食べる側と食べられる側、でも勘違いから芽生えた友情と愛情に涙がこぼれます。
数々の賞を受賞した名作です。
一度読んでほしい一冊です。
2.「ぼくはアフリカにすむキリンといいます」
作:岩佐めぐみ 絵:高畠純 出版社:偕成社
アフリカに住むキリンが「地平線の向こうにいる動物」宛に手紙を書きます。
その手紙を受け取ったペンギンとキリンの文通が始まります。
今は携帯やスマホで簡単に連絡が取れてしまう時代です。
見えない相手を想像して書く文通の、ほのぼのした温かいやり取りを感じてほしいです。
小学校高学年向けおすすめ本
1.「言葉屋 言箱と言珠のひみつ」
作:久米絵美里 絵:もとやままさこ 出版社:朝日学生新聞社
小学5年生の女の子と、祖母の「言葉を口にする勇気」と「言葉を口にしない勇気」を提供す言葉屋が舞台のお話です。
読めば読むほど言葉の大切さ、温かさを感じる本です。
中学生になる前にじっくり読んで言葉の意味を感じてほしい一冊です。
2.「ネバーギブアップ」
作:くすのきしげのり 絵:山本孝 出版社:小学館
主人公ジュンのクラスで行われるイベント「うでずもう」を通して、自信を持てない子供達とその子供達の成長を願う大人達。
苦手なことから逃げずに克服する努力、子供達と向き合う大人達の心がしっかり描かれています。
反抗期を迎える前に、真面目に物事に取り組む姿勢、そして大人の心も感じてほしいと思います。
まとめ
成長に合わせて2冊ずつ選んでみましたが、他にも沢山おすすめしたい本があります。
読書感想文の為に選ぶのではなく、図書館や書店で手に取って読んでみたい本を沢山読んでほしいです。
低学年の頃は、お母さんやお父さんが一緒に選んだ方が良いでしょうね。
日ごろから、子供達がどのような本を読んでいるか?字数やページ数がどのくらいなら読めるのか知っておくことが大切だと思います。
読書感想文は難しくて苦手と思っている方も多いと思います。
自分の思ったことを整理して、きちんと人に伝えることは大人になっても役に立つことではないでしょうか?
自分の気持ちを大切に文章に書けるようになると良いですね。