「岸和田」と聞いた時、誰でも「だんじり!」と答えることが出来るくらい、有名なお祭りですね。
毎年秋になると、勇ましく山車を引っ張る様子がテレビに映り
凄まじい迫力あるお祭りを一度は生で見てみたいと思う人もいることでしょう。
けが人が出てしまうほど荒っぽいので、見物する人が安全に見る方法をご紹介します。
「岸和田だんじり祭り」とは?
大阪府岸和田市で毎年秋に、五穀豊穣を願って行われるお祭りです。
「だんじり(地車)」と呼ばれる祭礼に奉納される山車を
勇壮な男たちが市内を引き回して駆け巡ります。
岸和田ではだんじり祭りが生活の中心にあり
親から子へ、子から孫へとその熱い思いが受け継がれ
心から愛する誇りあるお祭りとして有名となっています。
お祭り期間中は、岸和田市の人口の数倍もの人が
だんじりの通るコース沿いに集まり歓声を上げて盛り上がります。
家屋が立ち並ぶ狭い道を引っぱるため、家が壊れることから
「だんじり保険」まであるくらいです。
特に猛スピードのだんじりが直角に曲がる
「やりまわし」と言う技術は豪快で迫力のある最大の見どころです!
2018年の開催日程と開催場所
岸和田市はいくつかの地区で分けられており、9月は浜手で、10月は山手で開催されます。
〈9月祭礼〉
9月2日(日) 14時~16時 試験曳き
9月14日(金)14時~16時 試験曳き
9月15日(土) 6時~22時 宵宮
9月16日(日) 9時~22時 本宮
南海本線岸和田駅付近の岸和田地区の22町と、
春木駅付近の春木地区の12町で行われます。
〈10月祭礼〉
9月30日(日)13時~17時 試験曳き
10月6日(土) 6時~22時 宵宮
10月7日(日) 7時~22時 本宮
JR阪和線久米田駅付近の八木地区11町、
下松駅付近の南掃守地区の8町、
東岸和田駅付近の東岸和田地区の11町、
阪和道岸和田和泉IC付近の山直南地区の6町、
阪和道岸和田SA付近の山滝地区3町で行われます。
重さ4トンもあるだんじりを勢いよく走りながら直角に向きをかえる
「やりまわし」は、前を曳く青年団、旋回のきっかけをつくる前挺子、舵取り役の後挺子
合図を送る大工方とそれぞれのタイミングが合わなければできない難しい技術のため
息を合わせることが重要となります。
そのため、町ごとに仲間意識が強く、他の街への対抗意識も生まれるそうです。
見どころ
何といっても一番の見どころは9月16日の本宮「宮入り」ですね。
午前9時から岸城神社・岸和田天神宮・弥栄神社で「宮入り」が行われます。
この岸城神社の宮入りでは、コナカラ坂(小半坂)から岸和田市役所前を
一気に駆け上がり豪快に行われる「やりまわし」は最大の見どころです。
安全に見物しましょう!
日傘・雨傘の禁止
まだまだ9月の暑さの中の見物は日傘が必要と考える人も多いかと思いますが
どんなに日差しが強くても日傘は禁止されています。
雨が降っていても雨傘をさすことも安全のために禁止されています。
必ずレインコートを持って出かけてくださいね。
曲がり角に注意
だんじりが通過する曲がり角は、
大きく道路を広げておかなければ巻き込まれてしまいます。
また、だんじりが横転することもありますから、近くで見たい気持ちは分かりますが
安全にために離れた場所で見ましょう。
まとめ
日曜日は岸和田祭りの試験曳きでした🎵#写真好きな人とつながりたい #ファインダーの越しの私の世界 #一眼レフ#canoneoskissx8i #泉州秋祭りの始まり#岸和田だんじり祭り#試験曳き pic.twitter.com/MBV0yUrvz8
— きょうや写真垢 (@kyou5photo4) 2017年9月6日
町ごとが競い合い受け継がれてきた「だんじり祭り」
山車も総ヒノキを使い精密な彫刻が施され
町の人々の熱い思いに触れるもう一つの見どころです。
また、試験曳きも手を拭かず本気で行われるので
宵宮と本宮の混雑を避けたい人は、試験曳きを楽しみに行っても良いですね。
毎年50万人もの人で賑わうお祭りのため、駅周辺や開催場所は人で溢れかえっています。
市内に大規模な交通規制も敷かれるため、周辺地図を確認し早めに行動することをおすすめします。